診療科の概要
当科は、超高齢化に伴う心不全症例の増加に対応し、急性期治療から最適な薬物治療導入、心臓リハビリテーション、心不全教育まで幅広く対応しています。心不全の予後改善を目指し、積極的な検査・治療を実施するとともに、症例ごとの全身状態や環境に応じた多職種・多診療科との連携を重視しています。また、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患についても、心エコー、運動負荷、RI検査、心臓CT、そして心臓カテーテル検査・治療を実施。比較的安定した急性冠症候群に対し、迅速な対応を心がけています。
特色
当科の最大の特色は充実したチーム医療です。多職種・他診療科と密接に連携し、多くの併存疾患を有する患者さんに対する包括的な管理を実践。心不全や冠動脈疾患、大血管疾患の患者さんに対し、早期から心臓リハビリテーションを開始しています。冠動脈疾患の診療では低侵襲を心がけ、初期の画像検査として心臓CT検査を主に実施。カテーテル検査・治療においては、橈骨動脈よりさらに末梢の遠位橈骨動脈アプローチを原則とし、患者さんの負担軽減を図っています。その他、不整脈、弁膜疾患、血圧異常など広範な心血管疾患の薬物治療や検査にも対応しています。
実績
冠動脈検査治療件数の変化
| 診療実績 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|---|
| 冠動脈造影検査 | 53 | 79 | 112 | 103 | 109 |
| 冠動脈形成術 | 5 | 24 | 47 | 52 | 54 |
紹介をいただく先⽣⽅へ
地域の基幹病院の一つとして循環器診療に取り組んでいます。精査加療が必要な患者さんは、お気軽にご紹介ください。特に心不全については、病態評価や標準化された治療薬の導入調整についてご相談を承ります。また、冠動脈ステント留置術後の抗血栓療法の改訂にも対応しておりますので、長期に二剤併用されている方などの見直しについてご相談ください。高次医療が必要な急性冠症候群や大動脈緊急症、特殊な不整脈などについては久留米大学病院等へ紹介いたします。病状安定後は、かかりつけ医での治療を原則として逆紹介を徹底しています。
スタッフ紹介
貞松 研二
心血管インターベンション / 循環器一般九州大学(平成3年卒)
- 日本心血管インターベンション治療学会名誉専門医
- 日本循環器学会専門医
- 日本内科学会認定医・指導医
- Academic Editor of Cardiovascular Therapeutics(ISSN:1755-5914; print)
翁 徳仁
循環器一般琉球大学(平成13年卒)
- 日本循環器学会会員 循環器専門医
- 日本内科学会会員 内科認定医
- 日本救急医学会会員
- 日本老年医学会会員
- 日本心臓リハビリテーション学会
岩城 彰浩
循環器一般久留米大学(平成30年卒)
- 日本循環器学会会員
- 日本内科学会会員
- 日本心血管インターベンション治療学会会員