診療科の概要
当院の救急活動は市立の病院として、創設時より救急患者の受け入れは行っておりましたが、昭和62年5月に救急告示病院の認定を受け、当時の麻酔科医師が救急隊との直接電話対応を開始いたしました。当院での手術症例増加に伴い、麻酔科医師だけでは対応困難となり、救急搬送症例数の多い外科、内科、脳神経外科、循環器科が交替しながら救急車受け入れ対応を行って参りました。
その後、平成22年4月1日より独立行政法人として新たに経営形態が一新され、救急科を標榜するに至っております。平成28年3月末をもって旧来の救急外来の改修工事を終え、4月1日より救急の機能性を高くした救急外来の運用を開始しました。救急車搬入による処置台を3床設け、複数の救急搬送依頼にも対応できる体制を整えました。また、感染性の高い発熱患者さんに対しては、別棟での診察が可能としました。
昨年の救急車搬送患者数は年間約2,196人で、この中から入院となった患者数は1,447人であり、断らない救急を目指していく予定です。今後は救急車の受け入れだけではなく、walk in の救急患者に対しても対応できるようトリアージナースの育成にも力を注ぎ、外来の機能拡大を行っていくことも考えています。平成29年1月より救急科専門医1名を常勤で迎え、令和元年10月に救急専門医の増員を行い2名体制での診療を行っております。
救急科の活動として通常の救急車対応だけでなく、消防と共同した救急症例検討会を行っており、月に一回の検討会は令和7年3月末の段階で204回を数えました。
当院は災害拠点病院の指定を受けており、近年頻発する自然災害を始めとする、災害医療に対応するために、DMATを有しています。日本DMAT隊員として、医師2名、看護師4名、業務調整員2名、福岡県DMAT隊員として、医師1名、看護師5名、業務調査員3名が登録されています。
実績
| 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 救急車搬送患者数 | 1,743 | 1,734 | 1,966 | 2,053 | 2,196 |
| うち入院患者数 | 1,187 | 1,193 | 1,391 | 1,427 | 1,447 |
医療支援実績
- 平成28年4月 熊本・大分地震 DMAT派遣
- 平成29年7月 九州北部豪雨災害 JMAT派遣
- 平成30年7月 西日本豪雨災害 JMAT派遣
- 令和2年7月 熊本豪雨災害 DMAT派遣
- ※DMAT(Disaster Medical Assistance Team=災害派遣医療チーム)
- ※JMAT(Japan Medical Association Team=日本医師会災害医療チーム)
◎当院は日本救急医学会救急科専門医指定施設です。
紹介をいただく先⽣⽅へ
救急告示病院として重症患者さんの受け入れを行い、当院での対応困難症例に対しては、高次医療機関と連携をとり、速やかな紹介を行っていきます。また各診療科医師とともに重症疾患への対応を行っていきます。緊急性・重症症例がございましたら、ご紹介いただければ幸いです。
また症状が安定いたしましたら、紹介元医療機関へお戻りいただけるよう、逆紹介をすすめさせていただきたいと考えております。
スタッフ紹介
伊藤 貴彦
救急科久留米大学(平成8年卒)
- 日本救急医学会救急科専門医
- 日本麻酔科学会 指導医・専門医
- 麻酔科標榜医
- 日本DMAT隊員
- 福岡県DMAT隊員
- ICLS指導者養成ワークショップ ディレクター
- ICLSコースディレクター・インストラクター
- 久留米大学麻酔学講座講師
宮﨑 允宏
救急科久留米大学(平成28年卒)
- 日本専門医機構救急科専門医
- 日本DMAT隊員
- ICLS,JATECプロバイダー