診療科の概要
腎炎・慢性腎不全・急性腎不全・電解質異常・透析合併症・ブラッドアクセストラブル・アフェレーシスと幅広く診療を行っています。腎臓病の多くは検尿異常(蛋白尿や潜血尿)を認める以外は無症状のことが多く、末期腎不全に至るまで気がつかないこともあります。また、多くの腎臓病は不可逆的な経過を辿るので、進行して腎不全に陥ると最終的に透析療法が必要となります。従って、早期発見・早期診断、早期治療が非常に重要です。
当院では平成23年度から久留米大学のサポートで腎生検が行える体制が整いましたので、現在積極的に組織診断をして腎炎(IgA腎症・ネフローゼ症候群・血管炎等)の治療を行っております。
腎臓病のみならず、生活習慣病やメタボリック症候群に対しても、医師からだけでなく、薬剤師・栄養士・看護師と連携し、腎臓病患者さんの自己管理を少しでもスムーズに出来るように対応しています。
特色
血液透析患者のシャントトラブルに対しては当科で血管形成術(PTA)を行っており、年々症例数は増加していますが、近隣の透析施設の依頼にできる限り応えられるよう取り組んでいます。現在毎週水曜日の午前がPTAの治療日となっておりますが、その他の曜日でも迅速に対応できる体制を取っております。
また、シャント手術(再建術も含む)においては、当院血管外科と協力して作製しております。
腎センターは、透析ベッド数は18床で、外来維持透析患者以外にも透析導入患者や重症度の高い入院透析患者を重点的ケアしており、近隣の透析施設の御紹介患者に対してはできる限り迅速に受け入れできるよう体制を整えています。その他、持続的血液濾過透析・血漿交換・血液吸着・白血球除去療法など各種血液浄化療法にも対応可能です。
実績
| 診療実績 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|
| 手術数 | 59 | 55 | 67 | 75 |
| 血液透析導入件数 | 26 | 28 | 34 | 35 |
| 腎生検 | 7 | 9 | 14 | 13 |
| シャントPTA | 147 | 161 | 191 | 175 |
紹介をいただく先⽣⽅へ
当科は地域医療連携を重視しており、かかりつけの先生方と密接に連携して診療に当たるように心がけています。
透析患者の多岐にわたる合併症にも他科と連携して診療に当たらせていただいておりますので、いつでもお気軽にご紹介頂ければ幸いです。
保存期CKD患者(CK-DG1-4)、状態が安定した患者さんについては、併診させていただきながら紹介元へお戻りになる事を原則としております。今後ともよろしくお願いします。
スタッフ紹介
臨床工学科 医長
那須 誠
腎臓内科 / 血液透析療法久留米大学(平成16年卒)
- 日本内科学会認定医
- 日本腎臓学会専門医
- 日本透析医学会専門医
小田原 健一
腎臓内科 / 血液透析療法長崎大学(平成31年卒)
柴田 了
腎臓内科 / 血液透析療法久留米大学(平成12年卒)
- 久留米大学腎臓内科学准教授
- 日本内科学会認定医・指導医
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本腎臓学会専門医・指導医
- 日本透析医学会専門医
- 日本アフェレシス学会認定専門医
甲斐田 裕介
腎臓内科 / 血液透析療法久留米大学(平成16年卒)
- 久留米大学腎臓内科学講師
- 日本内科学会認定医
- 日本腎臓学会専門医
- 日本透析医学会専門医
篠塚 由梨
腎臓内科 / 血液透析療法久留米大学(平成26年卒)
- 日本内科学会認定医