薬剤部の概要 R7.05.01時点

薬剤部のご紹介

薬剤部長 畑瀬 圭佐
副薬剤部長 中山 哲也
主査 陣内 優、笠田 高志、村上 翔一
薬剤師数 全18名(男性10名、女性8名)
がん薬物療法認定薬剤師 2名
緩和薬物療法認定薬剤師 1名
緩和医療暫定指導薬剤師 1名
認定実務実習指導薬剤師 4名
栄養サポートチーム(NST)専門療法士 1名
老年薬学認定薬剤師 1名
術後疼痛管理研修修了者 1名
福岡県糖尿病療養指導士 1名
医療安全管理者 1名
日病薬病院薬学認定薬剤師 12名
日本薬剤師研修センター認定薬剤師 1名
日本DMAT隊員 1名
福岡県DMAT隊員 1名

基本理念

  • 安全・安心な医療を提供する
  • 医療情報の共有を図る
  • 日々研鑽(けんさん)に努める

※病院薬剤師は、安全・安心・確実に医薬品の供給と情報を患者様にお届けするよう、病院内の安全管理や情報提供に重要な役割を担っています。

業務内容

調剤・注射薬調剤

医師からの処方や注射のオーダーに基づき、薬歴、用法、用量、飲みあわせ、投与間隔などの確認を行い調剤を行います。
注射薬についてはその日使用される患者様ごとの薬剤をセットし、病棟へ供給しています。
当院は平成19年10月より院外処方せんを発行しており、その発行率は約90%となっています。

自動錠剤分包機
内服薬調剤
注射薬調剤
水薬調剤
散薬調剤
配合変化の確認

持参薬管理

当院では入院される際、普段服用されているお薬を持参していただいています。
薬剤部では入院時において、お持ちいただいたお薬を全て確認しています。
かかりつけ病院での服薬状況を確認するため、お持ちの方はお薬手帳をご持参ください。

持参薬の確認
持参薬鑑別表の作成

病棟業務・薬剤管理指導業務

入院の際、患者さんが服用されているお薬の調査、アレルギー歴や副作用歴の聞き取り、薬の効果・用法・用量・副作用・使用上の注意などの説明を実施しています。
また病棟専任薬剤師を配置し、入院中の患者さんに対して、多職種と連携しての服用状況の確認や副作用の早期発見に努め、医薬品の適正使用を推進しています。医師への処方提案や中止提案、医療スタッフからの質問応需等も重要な業務の一つです。高齢者におけるポリファーマシー是正にも取り組んでいます。一部病棟においては回診・カンファランスに参加しています。

ベッドサイドでの服薬指導
病棟でのカンファレンス

抗がん剤ミキシング

安全キャビネットを配置した調製専用の部屋を薬剤部内に設置し、がん薬物療法に関わる専任の薬剤師が、すべての抗がん剤を無菌的に調製しています。
抗がん剤治療前日までに薬剤を準備し、あらかじめ登録されたレジメン(投与スケジュール)に基づき、準備された薬剤の内容、使用する量、治療の間隔、休薬期間について確認を行います。
治療当日は、治療開始の指示があってから、レジメンの内容や用量変更の有無、採血結果について再度確認を行い、無菌調整を開始します。無菌的に調製された抗がん剤は監査後、薬剤部から化学療法センターや病棟へ供給され、患者さんの治療が開始されます。
また、がん専門領域における人材育成の面からも、先進の研修施設へ派遣を行うなど、がん薬物療法を安心・安全・確実に受けていただくためのさまざまな取り組みを行っています。

レジメン内容等の確認
安全キャビネットでの調製

TPN(高カロリー輸液療法)無菌調製

TPN(Total Parenteral Nutrition)は食事で栄養が摂れない患者さんに体の中心にある太い静脈(中心静脈)から点滴の形で補給する方法です。
薬剤部では、TPN専用の無菌調製室を設け、クリーンベンチ内で無菌的に調製した製剤を病棟に供給しています。

ドラッグインフォメーション(DI業務)

医薬品に関する情報の収集と提供などを行っています。
薬事委員会で審査に使用する資料の作成、電子カルテに必要な採用薬品のマスター整備、がん化学療法のレジメン管理、薬剤師会を通じて院外の保険薬局への採用薬品情報の提供などを行っています。

病棟業務カンファレンス

病棟グループごとに週1回病棟業務カンファランスを実施しています。
また月に1回、DI業務担当者も含め薬剤部全体でのカンファランスを開催しています。病棟における事例検討や症例報告を行い、スタッフ間の情報共有や意見交換を行っています。

チーム医療

当院ではさまざまな職種の医療スタッフが連携・協働し、専門性を発揮することで患者さんのQOLの維持・向上、療養実現のためのサポートを行っています。

  • 緩和ケアチーム

    医師、看護師、管理栄養士、リハビリテーション科スタッフ、医療ソーシャルワーカー等と共に、緩和ケアが必要な患者さん、またそのご家族の全人的苦痛を軽減させ、QOLを向上させることを目的に活動しています。また緩和ケアに関する啓発活動を行い、職員の緩和ケアに関する意識向上に努めています。

  • 感染制御チーム

    ICT活動(院内ラウンドや近隣病院との連携)及びAST活動(抗菌薬適正使用支援活動)の推進、医療関連感染低減のための活動や針刺し事故防止活動、院内ワクチン接種管理、また職員向けに研修会等を行っています。

  • NST(栄養サポートチーム)

    医師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、リハビリスタッフ等とともに栄養サポートの必要な患者さんへ介入し、栄養状態の改善に努め疾病の治療に寄与することを目標に活動しています。

  • 褥瘡チーム

    院内における褥瘡・スキンテア等の発生率低下や褥瘡治療促進へ向け、職員の知識向上とともに専門チームとしての活動を行っています。

  • 糖尿病患者支援チーム

    週1回、医師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、リハビリテーション科スタッフ、医療ソーシャルワーカー等とともに血糖コントロールの必要な患者さんの状態把握・糖尿病治療・療養指導に関するカンファランスを行っています。また糖尿病教室においては、薬剤師の視点から薬に関することをわかりやすく説明しています。患者さんの合併症の進展を予防し、QOLの低下を防ぐため、入院前から退院後まで切れ目のない療養指導を心がけています。

  • 術後疼痛管理チーム

    患者が安全に安心して手術に望めるよう麻酔科医師、薬剤師、看護師のチームで術前訪問などを行います。

    糖尿病患者支援チーム
    緩和ケアチーム

その他

  • 長期実務実習における薬学実習生の受け入れを行っています。認定実務実習指導薬剤師を中心に医療の担い手として質の高い薬剤師の育成を目的とした実習に加え、臨床現場における薬剤師の職務を実践的に学ぶことができるよう、薬剤部全体で実習をサポートします。
  • 病院として入退院患者支援に取り組んでいます。薬剤部としては入院前の常用薬の確認、薬剤アレルギーや副作用歴、健康食品・サプリメント・市販薬等に関する聞き取り、周術期において休薬が必要な薬剤について医師への情報提供等を行っています。退院時には薬剤管理サマリーや退院時お薬手帳フォームの発行を行い、保険医療機関との連携に努めています。
  • 医療スタッフ向けに勉強会を開催しています。医薬品の適正使用に関する知識や、患者さんへの正しい使用方法、指導事項等の情報を提供しています。
  • 近隣保険薬局との合同勉強会を開催し、意見交換や情報共有を行っています。
  • 地元中学生の職場体験等、地域に開かれた活動なども行っています。
  • 学会・研修会への参加、先進病院への研修、資格取得などに積極的な取り組みを行っています。
  • 当院は災害拠点病院の指定を受けており、災害発生時には傷病者の受け入れや災害派遣医療チーム(DMAT)の派遣を行います。熊本地震や令和2年7月豪雨の際は当院からもDMAT派遣を行いました。大牟田市総合防災訓練における救出救護訓練への参加も行っています。
入退院支援
大牟田市総合防災訓練
保険薬局との合同勉強会
こども参観

治験・臨床研究について

当院における取り組み

当院では、国が定める法律や倫理指針を遵守し、患者さんの人権・安全・個人情報保護を最優先に考えたうえで、臨床研究を実施しています。また、研究を行う際には、倫理審査委員会で内容を十分に審議し、承認を得られた研究のみ実施します。

これらの研究は、将来の医療の発展やより良い治療を患者さんに提供することを目的としています。

臨床研究・臨床試験・治験のちがい

医療の分野では「臨床研究」「臨床試験」「治験」という言葉が使われますが、それぞれの目的や位置づけが少しずつ異なります。

臨床研究・臨床試験・治験のちがいの図

研究への参加について

臨床研究への参加をお願いする場合は、研究の内容や期待される効果、副作用などわかりやすく説明し、十分にご理解・ご納得いただいたうえで、ご参加いただきます。しかし、臨床研究のなかには、これまで得られた診療情報等を用いて行う研究があり、この場合、直接同意を得ることなく実施します。これらの研究の詳細については「臨床研究の情報公開(オプトアウト)について」をご覧ください。

また、臨床研究の参加は、ご本人の自由な意思によるものです。参加しないことや途中でやめることによって診療に不利益が生じることはありません。

個人情報について

臨床研究で得られた情報は、個人が特定されないように厳重に管理し、研究目的以外に使用することはありません。

薬剤師募集情報

現在の募集状況につきましては 「医療技術募集情報」 をご確認ください。

採用された新人の声

令和6年度に入職した新人の声を紹介します。

令和6年度入職/崇城大学(6年制)卒・女性

入職して1年が経ちました。最初は不安もありましたが、先輩方が気にかけて声をかけてくださったり、質問すると私たちのために時間をとって丁寧に教えてくださるため、毎日充実しています。
当院薬剤部には若手からベテランの方まで幅広い層の薬剤師が在籍しており、かつ一人一人が様々な専門分野に特化しているため、質問しやすい環境です。また、質問すると専門的な内容を説明してくださるため、とても勉強になります。
当院では、処方箋が印刷される前に一度薬剤師が処方内容を確認し、適正であれば、処方箋が印刷され、その後調剤するという流れになっています。そのため、単に調剤するだけでなく、新人でも患者さんのカルテを開いて情報収集をする機会が多く、学びも多いです。
このような恵まれた環境で業務を行えることに感謝し、先輩方のような他職種から頼られ、患者さんによりよい治療を受けていただけるように行動できる薬剤師を目指して日々努力していきます。

令和6年度入職/崇城大学(6年制)卒・女性

当院には多くの診療科があり、薬剤部には様々な分野に対して専門的な知識を持つ薬剤師が在籍しています。それぞれの分野で疑問に思ったことを、専門的な知識を持つ先輩方に質問できる職場です。質問に対しても私たちに理解できるよう、わかりやすく丁寧に教えてくださり、学ぶことに対してとても意欲的で好意的な職場だと感じます。
また新人である私たちに対して困っていることがないか、日々気にかけてくださっておりとても恵まれた環境で働くことができていることに大変感謝しています。
病院という様々な職種の医療従事者がいる中で、薬剤師の立場から患者さんの治療に貢献している先輩方の背中を見て、自分の未熟さを感じるとともに、これからも当院が地域住民の皆様に良質な医療を提供できるよう成長していきます。

薬剤師研修施設

(一社)日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師暫定研修施設に認定

一般社団法人日本病院薬剤師会では、がん薬物療法に必要な知識、技能、臨床経験を修得し、がん薬物療法に必要ながんに関する高度な専門性を有する薬剤師を「がん薬物療法認定薬剤師」として認定しています。この認定に際しては、当該学会が認定する研修施設において、学会の定めた研修ガイドラインにしたがって、研修を有することが必要要件の 1つとなっております。
当院は、この度、日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修事業における暫定研修施設に認定されました(認定日:2021年5月29日、認定期間:2021年4月1日~2026年3月31日)。
これにより、当院で 3年以上のがん薬物療法に従事することで、がん薬物療法認定薬剤師認定申請資格(6)の要件を満たし、症例報告や試験合格など所定の要件を満たすことでがん薬物療法認定薬剤師の申請が可能となります。

日本臨床腫瘍薬学会がん診療病院連携研修病院に認定

当院は日本臨床腫瘍薬学会 がん診療病院連携研修病院に認定されました。
この研修は、がんの専門的な知識や技能に加え臨床経験を修得し、病院と緊密に連携してがん薬物療法に対応できる薬局薬剤師を養成することにより 、外来がん治療を安全・有効に施行するとともに、地域がん医療において、患者とその家族をトータルサポートできることを目的としています。
研修を希望される薬局の先生方は下記 日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)のHPをご確認ください。

https://jaspo-oncology.org/byouin-renkei-hospitallist

日本緩和医療薬学会緩和医療専門薬剤師研修施設に認定

当院は日本緩和医療薬学会の緩和医療専門薬剤師研修施設として認定を受けました。(認定期間:2021年4月1日~2026年3月31日)
緩和医療専門薬剤師研修施設は、高度の薬学知識・臨床知識・専門的技術を修得し、臨床経験を積むとともに、相応しい態度と高い倫理観を身につけることを目標とした緩和医療専門薬剤師を目指す緩和薬物療法認定薬剤師を指導する施設です。

日本緩和医療薬学会地域緩和ケアネットワーク研修施設に認定

当院は日本緩和医療薬学会の地域緩和ケアネットワーク研修施設として認定を受けました。(認定期間:2022年10月1日~2027年9月30日)
地域緩和ケアネットワーク施設は、緩和医療の知識やスキルに加え、地域連携のスキルを身につけることにより、患者の入退院時に他施設の薬剤師や多職種と連携をして円滑な入退院をコーディネートできる薬剤師の養成を目的としています。

入札情報

大牟田市立病院医療用医薬品運用業務企画提案競争の結果について

詳細につきましては 「入札情報」 をご確認ください。

採用薬品に関する情報

採用薬品に関する情報についてはこちら(協力機関:大牟田薬剤師会)

大牟田薬剤師会