診療科の概要

血管外科はスタートから30年目を迎え、有明地区の脈管疾患の診療を担っています。常勤医1名体制ですが、久留米大学病院・当院外科スタッフの協力のもと積極的に血管外科手術を実施しております。対象疾患は、大動脈瘤を含む動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、静脈瘤、深部静脈血栓症、リンパ浮腫など多岐にわたります。皮膚科的加療が難しいうっ滞性潰瘍や、診断に苦慮する末梢動脈疾患、動静脈奇形なども対応可能です。血流障害や脈管疾患が疑われる症例はお気軽にご紹介ください。

外来診療は火曜・水曜、その他の曜日に手術・血管内治療を実施しております。緊急性を要する症例は外来日以外でも可能な限り対応させて頂きます。

特色

生命に直結する腹部大動脈瘤などの大動脈疾患に対し、ガイドラインに沿った手術を積極的に施行しています。低侵襲なステントグラフト内挿術については、久留米大学病院や聖マリア病院と連携し、適応に応じてマネジメントさせて頂きます。当科では閉塞性動脈硬化症に代表される末梢動脈疾患の加療も力を入れており、積極的に血管内治療・バイパス術を施行しております。

下肢静脈瘤手術では、従来の血管内焼灼術に加え、より低侵襲な血管内塞栓術も導入し積極的に実施しております。その他、外傷性・医原性血管損傷、中心静脈カテーテル・ポートのトラブル、腎臓内科と連携したシャントトラブルなど、幅広い血管系疾患に対応できるのが特色です。

実績

2024年度手術症例

腹部大動脈瘤 4
末梢動脈疾患 3
下肢静脈瘤 42・血管内焼灼術(13)
・血管内塞栓術(21)
・ストリッピング術・その他(8)
血管内治療 22・末梢動脈疾患(18)
・異物除去・外傷治療など(4)
その他(切除術、創処置など) 27
シャント関連 11
外傷手術・医原性欠陥損傷など 2
総数 111

紹介をいただく先⽣⽅へ

当科は地域連携を重視し、かかりつけの先生方と密接に連携して診療にあたります。手術・血管内治療を要する代表的な疾患だけでなく、少しでも脈管疾患を疑われた際はお気軽にご紹介いただければ幸いです。大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術に関しては術前評価・術後フォローが専門的であり、大学病院紹介前にまずは当科へご相談頂ければと存じます。今後とも、大牟田市立病院 血管外科を何卒よろしくお願い申し上げます。

スタッフ紹介

血管外科 部長 大野 智和の写真
血管外科 部長

大野 智和

血管外科 / 一般外科

宮崎大学(平成17年卒)

  • 医学博士
  • 日本外科学会専門医
  • 日本脈管学会専門医・指導医
  • 下肢静脈瘤血管内治療実施医・指導医
  • 日本血管外科学会認定血管内治療医
  • 弾性ストッキングコンダクター

担当医師及び診察日

医療機関様へのお願い

  • 緊急性のある症例に関して:緊急性を有する血管疾患に関しては、基本的には全例受け入れております、当院ホットラインへまずはご連絡ください。
  • 薬剤処方の依頼に関して:かかりつけ医療機関様へ定期的な抗血小板剤などの薬剤ご処方をお願いする場合がございます。その際は何卒宜しくお願い致します。