私たちの職場は、1~2階に「 総合外来 」、3階に「 手術室 」「 救急病棟 」、4階に「 腎センター 」があります。
また、3~7階には「 一般病棟 」があり、患者さんの食堂から大牟田市が一望できます。
春は延命公園の桜、夏は正面玄関の百日紅の花、秋はプラタナスの紅葉、冬はクリスマスツリーのようなメタセコイヤの木と市の花「 やぶつばき 」が季節の便りを運んできます。
スタッフ一同、素敵な風景に癒されながら「 チームワーク 」を大切に楽しく働いています。
それでは、私たちの職場を紹介します。
救急病棟
救急病棟では、ハイケアユニットとして人工呼吸器や血行動態モニターなどを用いた、高度で専門的な全身管理が行える体制を整え、重症患者さんをはじめ大手術後の集中管理が必要な患者さんの対応をしております。。看護スタッフは、呼吸療法認定士や心不全療養指導士、感染管理認定看護師などの専門資格を有する計18名で構成されています。
患者さんは、診療科を問わず院内全ての科を受け入れているため、スタッフは日頃から多様な疾患や病態生理に対応できるよう、各プロジェクトチームで勉強会やシミュレーションの企画・開催、自己学習に励み、知識やスキルの向上に努めています。入院後は病状の経過に左右されるものの、ハイケアでの管理は短期間となり、その後退院に向けて一般病棟へ転棟します。そのため、私達と患者さんや御家族との関わりは短期間であることが多いです。しかし、各専門職と情報共有を図りながら多職種連携を重視し、二次的合併症や早期回復支援を念頭に置いた質の高いケア介入を行いながら、長期予後を見据えた関わりが行えるよう、より一層スタッフ全員で協力して参ります。
病床数 |
20床 (実稼働8床) |




西3病棟
西3病棟では、地域の母子医療を支えるために、産科・小児科の医師と連携し、24時間体制で入院の受け入れを行っています。“母と子、その家族のしあわせ!”をスローガンに、心を込めたケアを目指しています。
産科では、妊娠中から母性を高め、満足できる分娩と育児を目指したソフロロジー分娩を行っています。妊娠中から育児指導まで、母子に寄り添った専門的ケアをおこなう助産師外来もあります。
小児科では、子どもの権利を守り、健康と健やかな成長を見守るためのケアに努めます。
婦人科では、患者さんの不安を軽減し、術前術後のケアと合併症予防に努めています。
また、保健所や小中高校において「いのちの授業」をおこない、子どもたちへ命の大切さのメッセージを送り続けています。 マタニティーヨガ、産後ヨガも月1回ずつ開催しております。
病床数 | 主な診療科 |
33床 | 産婦人科、小児科 |




西4病棟
西4病棟では、主に手術を目的とした患者さんが入院されており、専門的治療が行われている病棟です。
不安を抱きながら手術に臨む患者さんの精神的ケアを行うとともに、異常の早期発見や術後の合併症予防に努めています。 ストマ管理などの医療的ケアが必要な場合でもスムーズに在宅に戻れるようにストーマ外来や地域のケアマネージャー、訪問看護等と連携しながら医療と看護の提供を行っています。
毎年6月頃に乳癌の術後患者さんを対象とした患者会、秋頃にストマ造設後の患者さんを対象としたストマの会を開催しています。
”患者とともに!~つらい時こそ支え寄り添う看護~”をスローガンに、患者さんに寄り添って安心・安全な看護の提供ができるように日々頑張っています。
病床数 | 主な診療科 |
53床 | 一般外科、泌尿器科、血管外科、産婦人科 |



西5病棟
西5階病棟は、整形外科、耳鼻咽喉科、皮膚科の病棟です。
複数の科を担当しており、数十種類のクリニカルパスを用いて看護ケアの統一を図り患者満足度の向上に努めています。様々な疾患や症状の患者さんがこられるため個別性のある看護を提供出来るよう勉強会や他職種で情報共有を行っています。
また退院支援にも力を入れており月曜、木曜にはカンファレンスを行い医療ソーシャルワーカーと連携し患者、家族の意向に沿った退院支援を行えるように努めています。
療養生活を安心、安全に過ごして頂けるようスタッフ一同頑張っています。
病床数 | 主な診療科 |
50床 | 整形外科、耳鼻科、皮膚科 |




西6病棟
西6病棟は、脳外科、循環器内科、血管外科の病棟です。
脳神経外科では、近年増加傾向である血管内治療や検査に加え、脳腫瘍や脳卒中などの手術や薬物療法を行っています。意識障害や麻痺、言語障害がある患者さんの早期機能回復と、今後の生活を見据えた看護の提供に努めています。
循環器内科では、経皮的冠動脈拡張術や心臓カテーテル検査、心不全等の薬物治療が行われています。心不全の再発予防のためには、心不全について理解して頂き自己管理を行う事が重要です。そのため、必要に応じてご家族にも一緒に心不全教育を受けて頂いています。安全に行動範囲を広げながら、退院後安心して日常生活を送れるように、入院中に心臓のリハビリも行っています。
血管外科では、下肢静脈瘤の手術や血管内治療、静脈性下肢潰瘍の治療が行われています。
どの診療科においても、早期からのリハビリテーションや日常生活援助を医師・看護師だけでなく、薬剤師・検査技師・栄養士・リハビリ・医療ソーシャルワーカー等多職種で連携して関わり、専門性のある医療を提供できるよう努力しています。
病床数 | 主な診療科 |
53床 | 循環器内科、脳神経外科、血管外科 |


東6病棟
東6病棟は内科、消化器内科、内視鏡内科、内分泌代謝内科、血液内科、腎臓内科、眼科の病棟です。
内科では内視鏡を使用した癌治療やポリープ切除、胆石除去、慢性肝疾患に対しては薬物療法を行っています。内分泌代謝内科では糖尿病の血糖管理や自宅で自己管理を行うための教育目的入院、腎臓内科では透析導入や慢性腎不全教育入院などに対する看護を提供しています。入院中は、糖尿病療養指導士や慢性腎臓病療法指導看護師による専門的な指導を行うとともに、個別性のある治療や看護が提供できるように多職種で定期的にカンファレンスを行っています。
入院時より、患者さんやご家族の希望に添えるような療養生活の提供や、患者さんの高齢化に伴い急性期の中でも地域包括ケアを視点おいて退院後の生活を見据えた退院支援を多職種で関わり実践しています。入院中の療養生活を満足して頂けるように笑顔を心がけスタッフ一同頑張っています。
病床数 | 主な診療科 |
52床 | 内科、消化器内科、内視鏡内科、内分泌代謝内科、血液内科、腎臓内科、眼科 |




東7病棟
東7病棟では、消化器疾患の内視鏡治療や肝疾患の血管造影治療のほか、内科・外科・泌尿器科・婦人科を中心とした化学療法や放射線治療、緩和ケアといった専門性の高い治療を行っています。
様々な治療に伴う副作用や不安、痛みなどに対しカンファレンスを行い、医師や看護師だけでなく、薬剤師や栄養士など多職種で協力し、患者さんが出来るだけ安心して治療継続出来るよう取り組んでいます。
また、入院当初より患者さんや家族の思いを聞き取り、患者さんやご家族にの暮らしを支えることを目指し、リハビリや医療ソーシャルワーカーとも連携し転院支援や在宅支援へも積極的に取り組んでいます。 スタッフ一同、患者さんやご家族に寄り添った看護を目指しています。
病床数 | 主な診療科 |
51床 | 内科、外科、婦人科、泌尿器科、その他 |




手術室
手術室では 『見て、聞いて、触れて、考えて感性を高めよう』 をスローガンに掲げ、手術が安全に円滑に遂行できるよう、勉強会や症例検討会を通して日々精進しています。
昨年度の手術件数2869症例、そのうち332症例が緊急手術でした。また、外科手術の5割、婦人科手術の4割は腹腔鏡手術を行っています。さらに手術支援ロボットダヴィンチが導入され、新たな医療の提供に努めています。また、迅速に対応できるよう麻酔科や臨床工学科と協力し、他部署と合同でシミュレーション教育にも力を入れています。
周手術期看護の充実をめざし、手術前・手術中・手術後訪問を行い、患者さんやご家族へ安心安全な看護の提供とともに、心に寄り添った看護を心がけています。
部屋数 |
6室 |
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腎センター
腎センターでは、透析患者さんがその人らしい生活を送れるように、医師・看護師・臨床工学技士と協力し日々励んでいます。
血液透析以外にも、週1回、腹膜透析外来を実施しています。
外来維持透析患者さんに対して、定期的検査をもとに食事内容や生活状況などへの指導を行い、医師・臨床工学技士と行うカンファレンスで、より効果的な治療方法について検討しています。さらに患者・家族・医師・看護師、時にはケアマネージャーさんを含めて面談を行い、よりよい生活に繋がる援助を行っています。透析開始前には透析体操を実施したり、透析中のエルゴ運動を促すことで筋力低下予防に努めてます。また、「そらまめくん」という透析患者さんへ向けた新聞を月1回作成・配布し、情報提供しています。穿刺困難な患者さんに対しては、エコーを使用したエコー下穿刺を導入し、安全安楽の提供に努めています。
関連病棟とは、透析導入患者教育や透析導入前の患者教育、糖尿病教室などを通じて共に研鑽しています。
近隣の透析施設とは、有明地区腎不全看護研究会を通じて情報を共有したり、時には行政を含めた勉強会などを実施し腎臓病について学んでいます。
これらを活用することで、腎臓病患者さんのその人らしい生活を支えていきたいと思います。
病床数 |
18床 |




外来センター
外来センターは、化学療法センター・放射線治療科・中央処置室・MRI室・RI室を担当しています。
患者さんが、がん治療や採血・点滴、諸検査を安心して受けることができるように、多職種協働し、患者さんの思いを尊重した専門性の高い看護の提供に努めています。「暖かい看護」と「元気な笑顔」で頑張っていきます。




外来・健診センター
当院の外来は、一般診療科の他に、糖尿病透析予防管理外来、ペースメーカー外来、尿路管理外来、補聴器特別外来、スト-マ外来、助産師外来、小児科特別専門外来など、専門の医師や看護師を中心に多職種で専門外来を行っています。 また、地域とつながる外来看護を目指し、患者さんがその人らしく住み慣れた療養環境(自宅)で、安心・安全・安楽な生活が継続できるよう支援していきます。
健診センターでは、市のがん検診、特定健診、生活習慣病予防健診、人間ドック等を予約制にて行っています。異常の早期発見、生活習慣病の予防に努め、必要に応じてオプション検査を追加することで、満足のいく健診を受けていただけるよう努力しています。 また、大牟田市主催の出前講座にも参加し、市民のみなさまへ生活習慣病についての健康教育を行っています。皆さんが健康で毎日を過ごすことが出来るよう、ぜひ健康診断・がん検診をお受けください。
外来待ち時間には、ニュースや近院の紹介など視聴できるよう2025年3月より外来窓口にテレビが設置されました。


出前講座の風景

救急外来
救急外来は、救急看護認定看護師やICLSインストラクター、内視鏡技師などを含む、計22名のスタッフで構成されています。救急車で搬送される患者さんの初期対応や時間外に受診される患者さんの診察介助、また、予定や緊急を含め、血管造影・透視・内視鏡検査や治療などといった検査部門の業務も担っています。地域の急性期医療の基幹病院として、救急搬送される患者さんの命を救うために、定期的な勉強会や重症な患者さんを想定したシミュレーショントレーニングなども開催しています。また、地域の救命士と救急搬送された事例を振り返る検討会も実施し、それぞれの立場で意見を交わし、課題や改善点を見出す機会としています。
救急搬送されてくる患者さんに、適切で迅速な救急医療、救急看護を提供できるよう、部署全体で研鑽に努めていきます。
【2024年度】
・救急車受入数→2196件
・時間外救急外来受診数→2771件



