良質で高度な医療を提供し、住民に愛される病院を目指します。 
 
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 (当院のご紹介)
 地域がん診療連携拠点病院

大牟田市立病院は平成15年12月16日付けで「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けました。その後、継続的に指定更新を受けて、この度令和2年7月1日から令和5年3月31日を指定期間とする更新を受けました。
 これは、わが国に多い肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん等について、地域の医療機関と緊密な連携を図り、継続的に全人的な質の高いがん医療を提供する体制作りを目標としたもので、1)県内の他の医療機関とのネットワーク化を進め死亡原因のトップになっているがん診療のレベルアップを図るとともに、 2)治療した患者の「5年生存率(治癒率)」などの情報を公開し、3)患者の立場に立った医療体制の確立が期待されます。
認定の通知書はこちら(PDFファイル)
福岡県 がん拠点病院に関する情報ページはこちら(福岡県サイト)

地域の医療機関や大学病院などと緊密な連携を図り、専門的ながん医療を提供します。
全国共通の方法に準じて院内がん登録を整備し、がん治療の成績向上に努めます。
当院でのがん治療の成績を公開し、地域のがん診療に関する情報を公開します。
市民に対し、がんの予防やがん医療を受けるために有用な情報提供を行ないます。
がんの緩和医療(がんの痛みに対する専門的医療など)を提供します。
地域のがん診療に携わる医療従事者に対し、必要な研修を積極的に進めます。
拠点病院内の医療従事者に対し、より高度ながん診療のための研修を行ないます。
 院内がん登録統計はこちら

地域における診療連携の拠点病院として実績があること。
がん専門医、放射線治療医、病理専門医などが配置されていること。
集中治療室、無菌病室が整備されていること。
画像診断、化学療法、緩和医療等が充実しており専門的医師が配置されていること。
放射線治療施設があること。
医療相談室があること。
既に多くのがん患者を診療・治療している実績があること。など


この「地域がん診療連携拠点病院」は、2次医療圏(全国は約300医療圏から構成)に1ケ所の割合で指定されるもので、現在全国で87病院が指定を受けています。
大牟田市立病院が早い時期に指定を受けた事は、今までのがん治療の実績が国や県からも高く評価された事を意味しています。今後は、各分野の充実と、地域に密着したがん診療の拠点病院として機能が発揮できるよう、職員一同さらなる向上を目指したいと思っています。大牟田市を含む医療圏の死亡原因の第1位は「がん」であり、特に消化器系がんの、肝がん、膵臓がん、胆嚢・胆管がんが多いのが特徴です。もちろん胃がん、大腸がん、肺がんも少なくありません。
この機会に市民の皆さんも健診を受けて、「がん」に対する理解を深めていだだければ幸いです。
平成16年2月10日「文責研究研修部長 野口和典」