■薬剤部のご紹介
薬剤部長:高倉 栄治
副薬剤部長:畑瀬 圭佐
主査:中山 哲也、陣内 優、笠田 高志
薬剤部員:全16名
(男性:10名、女性:6名)
がん薬物療法認定薬剤師:2名
緩和薬物療法認定薬剤師:1名
緩和医療暫定指導薬剤師:1名
感染制御認定薬剤師:1名
認定実務実習指導薬剤師:3名
栄養サポートチーム(NST)専門療法士:1名
福岡県糖尿病療養指導士:1名
医療安全管理者:1名
日病薬病院薬学認定薬剤師:13名
日本薬剤師研修センター認定薬剤師:1名
日本DMAT隊員:1名
福岡県DMAT隊員:1名
・安全・安心な医療を提供する
・医療情報の共有を図る
・日々研鑽(けんさん)に努める
※病院薬剤師は、安全・安心・確実に医薬品の供給と情報を患者様にお届けするよう、病院内の安全管理や情報提供に重要な役割を担っています。

当院は、この度、日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修事業における暫定研修施設に認定されました(認定日:2021年5月29日、認定期間:2021年4月1日~2026年3月31日)。


この研修は、がんの専門的な知識や技能に加え臨床経験を修得し、病院と緊密に連携してがん薬物療法に対応できる薬局薬剤師を養成することにより 、外来がん治療を安全・有効に施行するとともに、地域がん医療において、患者とその家族をトータルサポートできることを目的としています。
研修を希望される薬局の先生方は下記 日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)のHPをご確認ください。
https://jaspo-oncology.org/cooperat/
当院は日本臨床腫瘍薬学会 がん診療病院連携研修病院に認定されました。
この研修は、がんの専門的な知識や技能に加え臨床経験を修得し、病院と緊密に連携してがん薬物療法に対応できる薬局薬剤師を養成することにより 、外来がん治療を安全・有効に施行するとともに、地域がん医療において、患者とその家族をトータルサポートできることを目的としています。
研修を希望される薬局の先生方は下記 日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)のHPをご確認ください。
https://jaspo-oncology.org/cooperat/


緩和医療専門薬剤師研修施設は、高度の薬学知識・臨床知識・専門的技術を修得し、臨床経験を積むとともに、相応しい態度と高い倫理観を身につけることを目標とした緩和医療専門薬剤師を目指す緩和薬物療法認定薬剤師を指導する施設です。
当院は日本緩和医療薬学会の緩和医療専門薬剤師研修施設として認定を受けました。(認定期間:2021年4月1日~2026年3月31日)
緩和医療専門薬剤師研修施設は、高度の薬学知識・臨床知識・専門的技術を修得し、臨床経験を積むとともに、相応しい態度と高い倫理観を身につけることを目標とした緩和医療専門薬剤師を目指す緩和薬物療法認定薬剤師を指導する施設です。

■調剤・注射薬調剤
注射薬についてはその日使用される患者様ごとの薬剤をセットし、病棟へ供給しています。
当院は平成19年10月より院外処方せんを発行しており、その発行率は約90%となっています。






■持参薬管理

薬剤部では入院時において、お持ちいただいたお薬を全て確認しています。


■病棟業務・薬剤管理指導業務
入院の際、患者さんが服用されているお薬の調査、アレルギー歴や副作用歴の聞き取り、薬の効果・用法・用量・副作用・使用上の注意などの説明を実施しています。
また病棟専任薬剤師を配置し、入院中の患者さんに対して、多職種と連携しての服用状況の確認や副作用の早期発見に努め、医薬品の適正使用を推進しています。医師への処方提案や中止提案、医療スタッフからの質問応需等も重要な業務の一つです。高齢者におけるポリファーマシー是正にも取り組んでいます。一部病棟においては回診・カンファランスに参加しています。


■抗がん剤ミキシング
安全キャビネットを配置した調製専用の部屋を薬剤部内に設置し、がん薬物療法に関わる専任の薬剤師が、すべての抗がん剤を無菌的に調製しています。
抗がん剤治療前日までに薬剤を準備し、あらかじめ登録されたレジメン(投与スケジュール)に基づき、準備された薬剤の内容、使用する量、治療の間隔、休薬期間について確認を行います。
治療当日は、治療開始の指示があってから、レジメンの内容や用量変更の有無、採血結果について再度確認を行い、無菌調整を開始します。無菌的に調製された抗がん剤は監査後、薬剤部から化学療法センターや病棟へ供給され、患者さんの治療が開始されます。
また、がん専門領域における人材育成の面からも、先進の研修施設へ派遣を行うなど、がん薬物療法を安心・安全・確実に受けていただくためのさまざまな取り組みを行っています。


■TPN(高カロリー輸液療法)無菌調製

薬剤部では、TPN専用の無菌調製室を設け、クリーンベンチ内で無菌的に調製した製剤を病棟に供給しています。
■ドラッグインフォメーション(DI業務)

薬事委員会で審査に使用する資料の作成、電子カルテに必要な採用薬品のマスター整備、がん化学療法のレジメン管理、薬剤師会を通じて院外の保険薬局への採用薬品情報の提供などを行っています。
■病棟業務カンファレンス

また月に1回、DI業務担当者も含め薬剤部全体でのカンファランスを開催しています。病棟における事例検討や症例報告を行い、スタッフ間の情報共有や意見交換を行っています。
■チーム医療
当院ではさまざまな職種の医療スタッフが連携・協働し、専門性を発揮することで患者さんのQOLの維持・向上、療養実現のためのサポートを行っています。
●緩和ケアチーム
医師、看護師、管理栄養士、リハビリテーション科スタッフ、医療ソーシャルワーカー等と共に、緩和ケアが必要な患者さん、またそのご家族の全人的苦痛を軽減させ、QOLを向上させることを目的に活動しています。また緩和ケアに関する啓発活動を行い、職員の緩和ケアに関する意識向上に努めています。
●感染制御チーム
ICT活動(院内ラウンドや近隣病院との連携)及びAST活動(抗菌薬適正使用支援活動)の推進、医療関連感染低減のための活動や針刺し事故防止活動、院内ワクチン接種管理、また職員向けに研修会等を行っています。
●NST(栄養サポートチーム)
医師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、リハビリスタッフ等とともに栄養サポートの必要な患者さんへ介入し、栄養状態の改善に努め疾病の治療に寄与することを目標に活動しています。
●褥瘡チーム
院内における褥瘡・スキンテア等の発生率低下や褥瘡治療促進へ向け、職員の知識向上とともに専門チームとしての活動を行っています。
●糖尿病患者支援チーム
週1回、医師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、リハビリテーション科スタッフ、医療ソーシャルワーカー等とともに血糖コントロールの必要な患者さんの状態把握・糖尿病治療・療養指導に関するカンファランスを行っています。また糖尿病教室においては、薬剤師の視点から薬に関することをわかりやすく説明しています。患者さんの合併症の進展を予防し、QOLの低下を防ぐため、入院前から退院後まで切れ目のない療養指導を心がけています。


■その他
- 長期実務実習における薬学実習生の受け入れを行っています。認定実務実習指導薬剤師を中心に医療の担い手として質の高い薬剤師の育成を目的とした実習に加え、臨床現場における薬剤師の職務を実践的に学ぶことができるよう、薬剤部全体で実習をサポートします。
- 病院として入退院患者支援に取り組んでいます。薬剤部としては入院前の常用薬の確認、薬剤アレルギーや副作用歴、健康食品・サプリメント・市販薬等に関する聞き取り、周術期において休薬が必要な薬剤について医師への情報提供等を行っています。退院時には薬剤管理サマリーや退院時お薬手帳フォームの発行を行い、保険医療機関との連携に努めています。
- 医療スタッフ向けに勉強会を開催しています。医薬品の適正使用に関する知識や、患者さんへの正しい使用方法、指導事項等の情報を提供しています。
- 近隣保険薬局との合同勉強会を開催し、意見交換や情報共有を行っています。
- 地元中学生の職場体験等、地域に開かれた活動なども行っています。
- 学会・研修会への参加、先進病院への研修、資格取得などに積極的な取り組みを行っています。
- 当院は災害拠点病院の指定を受けており、災害発生時には傷病者の受け入れや災害派遣医療チーム(DMAT)の派遣を行います。熊本地震や令和2年7月豪雨の際は当院からもDMAT派遣を行いました。大牟田市総合防災訓練における救出救護訓練への参加も行っています。




■薬剤師募集状況
現在の募集状況につきましては 「医療技術募集情報」をご確認ください。
■薬学生奨学金貸付制度についてはこちらから
大牟田市立病院に就職して3ヶ月が経ちます。私は当院で実務実習をさせていただき、職場の雰囲気の良さや幅広い診療科を扱う総合病院ということに魅力を感じ就職を決めました。実際に病院薬剤師として業務を行っていく中で自分の知識不足を痛感していますが、先輩方が優しく指導してくださるので働きやすい職場だと実感しています。また、院内や院外の勉強会も多く、書籍も充実しており、勉強ができる環境が整っています。がん薬物療法認定薬剤師や緩和薬物療法認定薬剤師、NST専門療法士など資格取得に積極的な職場であり、先輩方の意識の高さを感じています。まだまだ未熟ではありますが、先輩方のような患者様や他職種に信頼される薬剤師になれるよう頑張っていきたいと思います。
当院薬剤部に就職して3ヶ月が経ちました。知識が豊富な先輩薬剤師にも質問しやすく、薬剤師として自分を成長させるにはとてもよい職場です。どの先輩薬剤師の方もやさしく丁寧に教えてくださいます。また、薬剤部内での勉強会で、さまざまある診療科の経験や知識を共有でき、早いうちから現在臨床で行われていることを学ぶことができると感じています。また、当院薬剤部では専門的な薬剤師制度の取得に積極的に取り組んでおり、自分がより深く知りたいことを勉強することができ、なりたい薬剤師になることができる環境であることも魅力的であると感じています。これからさまざまな業務を行いつつ、他の職種や患者様から信頼されるように努力していこうと思います。
私が当院薬剤部に就職し、最も実感していることは雰囲気の良さです。地元・愛知を離れ、初めての一人暮らしで慣れないことも多い中、仕事面でも生活面でも元気に過ごせている理由は、この素敵な職場環境のおかげだと思っています。業務においては、調剤やTPN・抗がん剤・院内製剤の調製時に、安全に投与してもらうため間違えることなく行い、気を配ることはもちろん大切ですが、医師や患者さんからの質問に対し、自分の答えが患者さんへの服薬に直接つながるため、緊張するだけでなく責任の重大さを改めて感じています。まだまだわからないことや自分なりに調べて出した答えに自信が持てず不安になることも多くあり、知識不足を痛感しています。そのような時には、先輩方が優しく丁寧に指導してくださるため、とても勉強になる毎日です。薬や疾患の知識をつけるだけでなく、患者さん一人一人のことをふまえてその知識を生かせるような、そして先輩方のように医療従事者や患者さんなどからも信頼され、それに見合うような薬剤師となれるよう日々努めていきたいです。
大牟田市立病院に就職して1年近く経とうとしています。大学6年生の春、職場見学をさせて頂いた際、雰囲気の良さに惹かれ就職を決めました。当院は多くの診療科があるため、様々な疾患や治療など、幅広い知識を得ることができます。分からないことがあれば自分で調べることができる環境も整っています。また、調剤業務だけでなく、抗がん剤ミキシング、TPN無菌調製、病棟業務、持参薬のチェックなど、薬剤師の役割が多岐にわたることを感じています。学会や研修会にも参加しやすく、資格取得に積極的な職場であることも魅力的な点です。尊敬する先輩方や良き同期に囲まれたこの恵まれた環境を生かして、今後も薬剤師としてスキルアップしていきたいです。
入職してもうすぐ1年になりますが、当院薬剤部は日々の業務から多くのことを学べる環境だと実感しています。当院は多岐に渡る診療科があるため採用薬品も多く、様々な処方を目にすることが出来ます。また、地域がん診療拠点病院ということもあり多くのレジメンに触れる機会がある点からも病院薬剤師として十分な知識・経験を積める環境だと思います。一方で薬剤部は、非常にフレンドリーでどの先輩にも質問しやすい雰囲気があり、メリハリの利いた職場です。大蛇山での盆踊り、駅伝大会などのイベントに職場の先輩方と一緒に参加することで結束力が高まり、職場の雰囲気の良さにも繋がったように感じます。今後病棟業務も始まりますが、他医療スタッフや患者様に信頼される薬剤師を目指して、より一層努力していきたいと思います。
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