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 (診療科・部門)
 褥瘡対策(褥瘡委員会)

■褥瘡(じょくそう)とは・・・?

 褥瘡は、一般的には床ずれと呼ばれるものです。 長い間寝たきりの人や車いす座位の時間が長い人の場合、骨と床や車いすの座面との間に筋肉や皮下組織が挟まれた結果血流障害を生じ、潰瘍となった物を褥瘡(じょくそう)といいます。

 少し前まで褥瘡には、天気の良い日に創の部分をお日様にあてて乾燥させたりするなどの、現在とは正反対の治療が行われていました。現在褥瘡の治療は驚異的に進歩し、外用剤の選択のみだけでなく、マットレスや栄養状態が褥瘡発生や治癒の結果を左右するということが広く一般的な常識となってきました。学会でも、栄養,除圧,スキンケア,外用剤,特殊治療などいろいろな情報交換がなされています。また、褥瘡は予防が可能な疾患である事も明らかとなり、当院でも予防から治療までを通して他職種で連携を取って介入しています。

 

 ■委員会の役割

 平成14年の診療報酬改定により褥瘡対策の評価が新設され、当院も同年に褥瘡対策委員会を結成し褥瘡対策に関する医療の質の向上を図り、褥瘡発生の予防及び早期治癒を目標に活動を行っています。

医師2名(皮膚科2名)
看護師15名(看護師長2名、副師長2名、看護師10名、皮膚・排泄ケア認定看護師1名)
薬剤師1名
理学療法士1名
管理栄養士1名
MSW1名
事務職員2名

 委員会は月に一度開催し、勉強会、前月の褥瘡保有・発生状況と経過、マットレス、車椅子クッションの使用状況を報告、褥瘡対策に関する問題点などについて検討しています。
 その他にも、週に1回褥瘡保有者に対する褥瘡回診や褥瘡発生リスクの高い患者に対して週に1回褥瘡予防回診を行い、褥瘡軽快治癒率は85%以上、新規褥瘡発生率は5年連続0.5%以下を継続出来ています。
 
<委員会>



<委員会前のチーム回診>
 委員会は月に一度開催し、勉強会、前月の褥瘡保有・発生状況と経過、マットレス、車椅子クッションの使用状況を報告、褥瘡対策に関する問題点などについて検討しています。
 その他にも、週に1回褥瘡保有者に対する褥瘡回診や褥瘡発生リスクの高い患者に対して週に1回褥瘡予防回診を行い、褥瘡軽快治癒率は85%以上、新規褥瘡発生率は5年連続0.5%以下を継続出来ています。
 
<委員会>



<委員会前のチーム回診>